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怖い肛門からの出血!直腸がんの恐れも!排便に注意、診察を!

肛(こう)門から出血する場合、その大部分はいぼ痔かきれ痔からですが、すべてが痔から出るものとは限りません。一番心配なのは直腸がんです。 肛(こう)門から出血する場合、その大部分はいぼ痔かきれ痔からですが、すべてが痔から出るものとは限りません。
一番心配なのは直腸がんです。

出血が痔からの場合は、血液の色は真っ赤です。
出血の仕方は、排便時にほと走るように出たり(走り痔)、ポタポタたれたり、また少なければ紙につく程度だったりまちまちですが、排便がすめば自然に止まるものです。
痔からの出血は、多くは坐薬、軟こう、服薬などによって、あるいは何も用いなくても4、5日たつと、自然に減ってくるか止まるのが普通です。

一方、直腸がんの場合ですと、まず血がほと走るように出るとか、ポタポタたれて出るようなことはありません。
大便に混じって、または粘液(鼻汁様)などと一緒に出て、出血量は多くはありません。
この出血と粘液は排便の都度出るのが特徴です。

しかし、痔と大腸がんが同時に存在することもあり注意が必要です。
また、普通は1日1回、排便があるものですが、このような人があるときから急に排便回数が増え、1日5・6回排便したくなり、一度の排便量も多くなく、いつも便が残っているような感じ(残便感)がし、したがって出たいという感じがいつもしているようになったら危険信号です。

すなわち下痢と便秘が交互に繰り返すようになったときは要注意です。
また反対に毎日排便があった人が便秘がちになり、隔日、あるいは2日おきなどと変わってきたときは、一時的な場合はなんでもありませんが、直腸よりも、もう少し上の方の大腸に何かができ始めたことを示す場合があります。
直腸がんは指診(示指を肛門内に入れて指先で診察する)で大部分発見されるものです。

又、札幌医大の報告によれば、痔の症状のある50才以上の人は、大腸がんのハイリスクグループに属し、又、大腸がんは21世紀には部位別でトップになるという予測もあるぐらいです。
早期発見、早期治療をすれば、腹を切らずに内視鏡的ポリープ切除術という方法もありますので、定期的に大腸内視鏡の検診を受けることをお勧めします。

痔の症状がある人は要注意!50才以上は5倍危険