MENU

患者さんの為のQ&A

腸が出るヘルニアと診断

欠損部位ふさぐ手術を

おなかがふくれるようになり、病院に行ったところ、腹壁が7センチほど欠損しておぴ、腸が出るヘルニアと診断されました。 ネットのようなもので穴をふさぐ手術をするように言われました。 なるべく手術はしたくないのですが。(62歳・女性)
ご相談の方は、腹壁瘢痕ヘルニアという病気だと思われます。 腹壁瘢痕ヘルニアは、腹壁の弱い部位や欠損部位から腹腔内蔵器が出た状態です。 多くは無症状ですが、一部は元の位置に戻らなかったりしてうずくような痛みを引き起こします。 この場合、ただちに手術を行う必要があります。治療としては、待機的修復術を行います。 腹壁瘢痕ヘルニアは、特に男性に多く、米国では毎年約70万件の手術が行われています。  腹壁瘢痕ヘルニアは、腹部を切開手術した後の傷から起こります。 大部分に明らかな隆起が見られますが、この隆起は無症状か、不快感があっても混然としたものです。 大きなものでも、ほとんどが持続的に軽く圧迫することで元に戻ります。 手術に関しては、腹壁をすき間のない状態にする必要があります。 壁のすき間が小さい場合は、単純に縫い寄せることができます。 縫い寄せても再発しそうな人工の膜や体のほかの部分から採取した膜を張り付けることもあります。
Copyright(C) Aizu Endo Clinic All Rights Reserved.