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気になる症例集

内視鏡的胃ポリープ切除術
胃ポリープは、胃の中にできる隆起性病変の事を言います。
大きさにより悪性度は違ってきますが、あまり大きくなると癌化の恐れがあります。
ただし、大腸ポリープにくらべると癌化の確率は低いと言われています。

昔は、お腹を切って(腹を開いて)切除していましたが現在は、ファイバースコープで簡単にとれる時代となりました。
胃ポリープは飲み薬や注射では消えません。

癌に変わる前に内視鏡的に切除することが最良の治療方法です。
具体的には内視鏡で覗きながらポリープにワイヤーをかけ、ワイヤーに電流をながしてポリープを根元から炊ぎ切ります。
また、痛みはまったくありません。

灼き切った後は傷口ができます。
傷が大きい場合は稀に胃に穴が開く可能性があり、傷口に太い血管があれば大出血する可能性がありますので、入院して切除した方が安全です。
最悪の場合は緊急開腹手術が必要になることが稀にあります。

カメラを用いて簡単にできる痛みのない治療方法で胃癌の早期発見及び予防のために現時点では最も簡単な方法です。
また、ポリープは、でき易い体質的なものもあり、その後は、ホオロー(再発してないか、または、新たにできていないかetc)する事が大切です。

※上記の合併症が3日以内に起こる可能性が多いので、3泊4日の入院、安静が必要となります。
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