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気になる症例集

内視鏡的大腸ポリープ切除術
大腸ポリープは、大腸にできる隆起性病変の事を言い、また、前癌病変と呼ばれ、10個に1個の割合で大腸癌になるといわれています。
大きさにより悪性度が違ってきますがだいたいポリープが直径5ミリ以下だと中に癌が含まれる率は1%ほどですが、6〜9ミリでは10%、10ミリ以上では20%とポリープが成長するとともに高くなります。

昔は、お腹を切って(腹を開いて)切除していましたが現在は、ファイバースコープで簡単にとれる時代となりました。
大腸ポリープは飲み薬や注射では消えません。
癌に変わる前に内視鏡的に切除することが最良の治療方法です。

具体的には内視鏡で覗きながらポリープにワイヤーをかけ、ワイヤーに電流を流して、ポリープを根本から灼き切ります。
また、痛みはまったくありません。
灼き切った後は傷口ができます。

傷が大きい場合は大腸に穴があく可能性があり、傷口に太い血管があれば大出血する可能性がありますので、入院して切除した方が安全です。
その可能性は0.2〜0.5%です。

カメラを用いて簡単にできる痛みのない治療方法で大腸癌の早期発見及び予防のために現時点では最も確実な方法です。
また、ポリープはでき易い体質的なものもあり、その後は、フォロー(再発していないか、または、新たにできていないかetc)する事が大切です。

※上記の合併症が、食事を取って腸が動き出す2〜3日後におこる可能性が多いので、2泊3日の入院、安静が必要となります。
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