福島県会津若松市藤原一丁目5番地−32
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心の「宝」になった川柳づくり
私の父は、医師仲間はもとより、全国の川柳家にも知れ渡った有名な投稿家であった(柳号・遠藤余詩郎、本名・遠藤芳郎)。
父は自分の投稿が新聞に載ると楽しそうに、その切抜きと関連した記事をスクラップブックにはり、コピーを楽しそうに友人に送っていた。
私は当初、全くといってよいほど川柳叫興味がなかったが、ある日、何げなく父の机の上に載っていたスクラップ帳に目を通しているうち、その魅力にとりつかれてしまった。
そして、いつの間にか川柳をつくり、投稿を始めていた。
しかし、最初は父のようにはいかず、いくら投稿しても採用されず、あきらめかけていた頃、朝日新聞の全国版川柳欄に、私の句「聴診器心の音も聞いている」が載った。天にも昇る思いだった。珍しく父もほめてくれた。忘れもしない平成3年11月12日だった。

壁を破ったかのように、その後、自分の作品が次々と採用された。
投稿が活字になって届く朝」というように、早起きが毎日楽しくなった。

川柳の面白さは、何といっても俳句のように季語や決まりごとがないことである。
故事やことわざのように、その一句で人を感心させたり、その場の雰囲気を和ませ、患者さんとのコミュニケーションにも大変役に立っている。
父は平成10年8月に亡くなったが、このうえもない「宝」を残してくれた。
それは「物」ではなく、父のちょっとまぶしい「後ろ姿」であった。

時事川柳
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一般川柳
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