当院からのお知らせ
肛門3大疾患と下血
痔には3つのタイプがあります。
第1は痔核といい俗に「いぼじ」と呼ばれ、痔の静脈がうっ血を起こして丸くふくれ上がる病気です。
「内痔核」と「外痔核」の2種類があります。「内痔核」は痛みが無く出血が主です。
「外痔核」は、痛みが主です。ただし、破れると出血します。
よく、女の人が出産後に痔ができると言いますが「脱出性内痔核」すなわち「脱肛」と呼ばれます。
又、痔でかゆみがでる事もありますが、皮膚科的問題の事もあります。
痔ができたからと言ってすぐ手術とは限りません。
むしろ手術をしなくても軟膏や飲み薬で充分コントロールができ、手術になる人は10〜20%ぐらいです。
原因としては男の人は酒や力仕事、女の人はお産と便秘です。
第2は、俗に「切れじ」「さけじ」と呼ばれる裂肛です。圧倒的に女性(特に若い女性)に多く、排便時の激しい痛みと出血を伴います。
この病気もほとんどお薬で治りますが、再発が起こり易いです。原因は硬い便が主で、時に下痢でも炎症が起きて切れる事があるので、便通を整える事が一番大切です。
便秘や下痢は痔の大敵ですから、日頃から織絵吐の野菜類を多くとり、毎日軽い運動をしたり、ヨーグルト等でビフィズス菌を取るように心がけて下さい。
第3はやっかいな「痔瘻」俗に言う「あなじ」です。最初は痔瘻になる前段階の「肛門周囲膿瘍」と言う病気になります。
肛門の周囲が腫れて痛くなる病気です。
切開をして膿を出せばすっきりして全快したような錯覚に陥ります。
この病気から、1〜数ヶ月の後に「痔瘻」となりますが、同じ場所から膿が出てパンツが汚れて再発に気付きます。
こんな症状が時々現れるようなら、必ず専門医に診てもらうことです。
10年以上も痔瘻を繰り返せば痔瘻癌になることもあると言われていますから、くれぐれも「あなじ」をあなどってはなりません。
又、出血(下血)に対して良く患者さんから質問されますが真赤な血だったら痔と早合点をしてはいけません。
肛門のすぐ上に癌(直腸癌)があるとそう言う出血をします。
いずれにしても成人病年齢を越えて下血かおる時は「痔だと思ったら癌だったと言う事もありますので、必ず大腸内視鏡検査を受けて下さい。
時に、黒っぽい便が出ると言う人は大腸もさることながら、胃からの出血の事が多いので胃内視鏡検査をまず受けて、異常がない時には大腸内視鏡検査を受けて下さい。
最後に、痔は再発し易く、慢性的な病気ですから、気長にお薬や軟膏を続けるようにして下さい。
第1は痔核といい俗に「いぼじ」と呼ばれ、痔の静脈がうっ血を起こして丸くふくれ上がる病気です。
「内痔核」と「外痔核」の2種類があります。「内痔核」は痛みが無く出血が主です。
「外痔核」は、痛みが主です。ただし、破れると出血します。
よく、女の人が出産後に痔ができると言いますが「脱出性内痔核」すなわち「脱肛」と呼ばれます。
又、痔でかゆみがでる事もありますが、皮膚科的問題の事もあります。
痔ができたからと言ってすぐ手術とは限りません。
むしろ手術をしなくても軟膏や飲み薬で充分コントロールができ、手術になる人は10〜20%ぐらいです。
原因としては男の人は酒や力仕事、女の人はお産と便秘です。
第2は、俗に「切れじ」「さけじ」と呼ばれる裂肛です。圧倒的に女性(特に若い女性)に多く、排便時の激しい痛みと出血を伴います。
この病気もほとんどお薬で治りますが、再発が起こり易いです。原因は硬い便が主で、時に下痢でも炎症が起きて切れる事があるので、便通を整える事が一番大切です。
便秘や下痢は痔の大敵ですから、日頃から織絵吐の野菜類を多くとり、毎日軽い運動をしたり、ヨーグルト等でビフィズス菌を取るように心がけて下さい。
第3はやっかいな「痔瘻」俗に言う「あなじ」です。最初は痔瘻になる前段階の「肛門周囲膿瘍」と言う病気になります。
肛門の周囲が腫れて痛くなる病気です。
切開をして膿を出せばすっきりして全快したような錯覚に陥ります。
この病気から、1〜数ヶ月の後に「痔瘻」となりますが、同じ場所から膿が出てパンツが汚れて再発に気付きます。
こんな症状が時々現れるようなら、必ず専門医に診てもらうことです。
10年以上も痔瘻を繰り返せば痔瘻癌になることもあると言われていますから、くれぐれも「あなじ」をあなどってはなりません。
又、出血(下血)に対して良く患者さんから質問されますが真赤な血だったら痔と早合点をしてはいけません。
肛門のすぐ上に癌(直腸癌)があるとそう言う出血をします。
いずれにしても成人病年齢を越えて下血かおる時は「痔だと思ったら癌だったと言う事もありますので、必ず大腸内視鏡検査を受けて下さい。
時に、黒っぽい便が出ると言う人は大腸もさることながら、胃からの出血の事が多いので胃内視鏡検査をまず受けて、異常がない時には大腸内視鏡検査を受けて下さい。
最後に、痔は再発し易く、慢性的な病気ですから、気長にお薬や軟膏を続けるようにして下さい。