患者さんの為のQ&A
食後、お腹パンパンで苦しい
玄米で腸スッキリ、心穏やか
H20.4.23
食後に、お腹に膨張感かあり、パンパンに張って苦しくなります。特にお肉を食べた後や、生理前になるとひどくなります。
ヨーグルトを食べたり、乳酸菌や食物繊維のサプリメントを飲んだりしているのですが、あまり効果が感じられません。
どうしたらよいでしょうか。(40歳代・女性) 食後にお腹が張って苦しくなるのは、腸内で異常発酵しているためだと思われます。
張りをとるために、乳酸菌飲料などでビフィズス菌などの乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維をとって、腸内の環境を整えることが一番です。
しかし、いきなり大量の食物繊維をとると、おなかがゴロゴロしたり、ガスが増えたりするので、分量は徐々に増やすようにして下さい。
サブリメントで食物繊維を補っても、水分の摂取量が少ないとかえって便秘になりやすくなるので、十分な水分補給を心かけて下さい。
無精製穀物類(玄米や全粒小麦のパンやパスタなど)を主食にするのも一つの方法です。
ストレスがあったりすると、自律神経の乱れを引き起こし、大腸の動きが阻害され、便秘につながり半可玄米の不消化物である食物繊維は、便の量を増やし、腸壁を刺激して腸の蠕動運動を助けてくれます。
便が腸内にとどまる時間が短くなるので、腸内での異常発酵もおさえられます。
また、玄米に含まれる油には自律神経機能の安定をはかる物質もあります。
栄養豊かな玄米飯を常食するうちに、内臓の動きが高まり、体質改善にも効果があらわれます。
生理前の便秘は、ホルモンの分泌が大腸の蠕動運動を抑制するためで、時期によって便秘が解消されます。
あとは、おなかの運動をよくするために、腹筋運動にも取り組んでみて下さい。
また、念のためですが、一度は胃や大腸の内視鏡検査を受けることをお勤めします。